自分の名前の由来を知っていますか?

自分の名前に、どんな由来(意味)があるかを知っているでしょうか?
時には生まれた季節を、時には所縁あるものから名付けたなど、
命名には様々な由来があるものです。
更には、両親は元より縁のある人々の願いや想いが込められているものです。
名前の由来を知るという事は、自分のルーツを辿る事に繋がります。
そして、親から受けている愛情の一端に触れる事になるのです。
名前の由来が分からない場合

私の場合はたしか小学生の頃に『親に名前の意味を聞いて来る』的な宿題がありました(笑)
なので、その際に自分の名前の由来、意味について知る事が出来、今でも覚えていますが、
改めて考えてみると自分の名前の由来が分からない人もいるのではないでしょうか?
そういった場合、一番簡単な方法は名付け親に聞いてみる事です
ここでのポイントは、「自分の親」ではなく「名付け親」です
大抵の場合は自分の親が名付け親である事がほとんどでしょうが、
実はお祖父さんお婆さんが名付け親だったり、自分の親以外が自分の名前を考えてくれている場合も少なくないので、
名付け親に直接聞いてみて、自分の名前の真の意味を聞いてみる事です。
また、自分の名前の漢字について調べてみることも良いでしょう
師匠から教えて頂いた話ですが、
自分の子供の名前に『諦』という漢字を用いて名付けた親がいたそうですが、
「諦める」という漢字を自分の子供に名付けるなんて、奇抜というか何というか。
本当に凄いですよね・・・
ただ、師匠曰く、「諦」という漢字を用いて子に名付けた親は、
「諦」という漢字の本当の意味を知っていたからこそ、その漢字を使ったのだそうです。
「諦」とはあなたもご存知の通り、「諦める」とも使われますが、元来は、
『帝(帝王)の言葉だから受け入れるしかない』という意味で作られており、
「諦める」という言葉をネガティブに捉えている人が非常に多いですが、元々はネガティブな言葉では無いのです
だって、帝王に言われた事に背いたら見せしめとして殺されてしまうかもしれませんからね・・・
だから、「帝の言葉は受け入れる」が「諦」という漢字の語源となっています。
そして「諦」という漢字の意味を調べてみるとこの様にも書いてあります
迷いを取り除いて永遠に変わる事のない、物事の正しい筋道を理解して自分の物にする事
これは仏教で使われている意味なのですが、
この様に漢字や言葉の真意を知っているからこそ、その言葉を自分の子供に名付けたのでしょう。
どんな名前にも必ず親の「心」が込められているはず。
その親の想いを知ってあげる事、受け止めてあげる事が親孝行にも繋がるのではないでしょうか^^
子供を育てている場合は・・・

もう子育てをされている方でしたら、自分が自分の名前のルーツを知る事は当然の事として、
自分の子供にも「あなたの名前はね・・・」と親としての子への想いとそう名付けたルーツを教えてあげましょう
例えば子供の誕生日などに「何故この名を付けようと思ったのか」や「何故この漢字を使ったのか」など漢字の意味も教えてあげると、
親子の絆を深める良い機会になると思います
まとめ

重要な事は、『その人が何故そうしたのか?』という想いに目を、意識を向けてあげる事
名付けのツールもですが、これは会社でも一緒で、
私に何故その名を付けようと思ったのか?
私に対して何故その言葉を投げかけるのか?
私に対して何故その対応をするのか?
そこには必ずその人なりの意味、想いがあってあなたに関わっているはず
その想いに目を向けてあげる事で人間関係はより良くなりますし、
相手の想いに目を向けてあげられるかどうか?で、人間力が問われて来るのではないでしょうか