儘ならないこととは?

「儘ならない」とは『思い通りにならない』という意味で、
人生とは儘ならない事ばかりです。
本当に全てが我の思った通りになるのであれば、
信号は自分が着いた瞬間に青にならなければいけないし、
ホームに降りた瞬間に電車が来なければいけないし、
電車に乗った瞬間に自分の目の前の席が空かなければいけません。
ただ、実際にそんな事は誰しもが有り得ず儘ならない事ばかりです。
人生は儘ならないことの連続

私も日々儘ならない事に直面しておりまして、
最近で言えばたまたま満員電車に乗った時の事です。
19:00に池袋で予定があり、18:00まで大井町で予定が入っていたので、
りんかい線を利用させて頂き池袋まで急いでいました。
ただ、その時間帯のりんかい線ってめちゃめちゃ混むんですね・・・
普段は全く利用しないのでびっくりでした😓
ただ、そのびっくりを遥かに超えるびっくりに遭遇してしまったのです
なんと、髪が長かったので(顔は見ていない)恐らく女性だと思うのですが、
めちゃめちゃ私に寄りかかって来るのです。
その時私はつり革を掴んで座席の前に立っていたのですが、
その私に身を委ねるかの如くに寄りかかって来ました。
そしてまたその方の体温が高いこと(笑)
寄りかかられるのも嫌だったし、暑いのも嫌だったのでどうしたものかと・・・
ひとまず体勢を変える事で穏便に対処しようと試みたのですが、更にびっくり、
私が右肩を前方、左肩を後方にずらすと(斜めの状態)、その女性も私の身体に対応してまた寄りかかって来たのです・・・
今、その場面を思い出しながらこの記事を書いていますが、
思い出しながら笑っちゃう程の珍事でした(笑)
ただ、その現場ではちょっとだけ『寄っかかるなよ・・・』とイラっとしてしまったのです
儘ならない事との付き合い方

その一件について直ぐさま師匠に相談させて頂いたところ、
この様な一言を頂いたのです。
私)〜の様な「儘ならない事」があったのですが・・・
師匠)なるほどね。という事は、その女性は綺麗な方ではなかったのかな?
私)背後だったのでしっかりとは見ませんでしたが、私のタイプではなかったと思います
師匠)なるほどね。という事は、その女性には何も問題がありませんよね?分かりますか?
私)・・・。ん?(分かっていない)
理解していなさそうな私の表情を察し、師匠が続けてこの様に仰ってくださったのです。
師匠)だって、寄っかかって来たその女性が仮にあなたのタイプの女性だったら、イライラするどころか、むしろラッキーだったでしょう?
なんなら降りる駅をあえて見過ごしてその状態のまま次の駅まで行っちゃおうかな的な(笑)
私)ああ、確かにそう思ったかもしれません。
師匠)という事は、その女性の行いには何も問題は無いのですよ。
だって、善しと思うか悪しと思うかは ”あなたの心のさじ加減” ですから^^
まとめ

師匠は哲学を研究されている方でもあり、私が知り得る人間の中で最も仏に近い人間だと私は勝手にそう思っています(笑)
その師匠から今回この様なお言葉を頂きまして、
本当に自分の器の小ささを改めて痛感させて頂きました。
タイプの異性でなければイライラしてしまい、
同じ行いでも綺麗で自分のタイプの異性だったならばむしろラッキーと感じてしまう。
これは、その行い自体に問題があるのではなく、
私の心のさじ加減なのだと。
書いていて面白かったので、この『儘ならない事シリーズ』はその都度続けていこうと思いました(笑)
面白かったらまた見に来てください😊