第2回目の講義は【投資家になるためには】という議題でお送り致します。


まず前回のおさらいです。

【投資とは、主に経済において、資本を増加させる為に、現在の資本を投じる活動】

【お金を使ってお金の増減がある行為は、投資にもなりギャンブルにもなる】

というお話をさせて頂いたと思います。

これらをしっかり頭に入れて、投資家への道を歩んでいきましょう。


さて、今回は【投資家になるためには】という事ですが、投資家になるにはまず認識を追加しなければいけません。

それは何かと言いますと【トレーダーの存在】です。

どういう事なのか?

またインターネットで調べてみましょう。

【投資家】
投資家とは、一般的に利益を獲得することを目的として資本を投資するあらゆる人を指します。

【トレーダー】
・商人・貿易商・貿易会社・顧客の為に証券を売買する株式証券業者、または自己勘定で証券を売買する業者。具体的には、金融機関(銀行、証券会社、保険会社など)で、株価や債券の動向を常に把握し、売り時・買い時の情報を提供したり、あるいは直接売買を行ったり、また売買注文を受けて金融ディーラーに伝えたりする職業。

このように出てきます。

簡単に言うと、読んで字のごとく。

投資家はお金を投げる人、トレーダーは取引をする人です。

仕事に置き換えたらわかりやすいかもしれません。

例えば八百屋さん。

八百屋さんでは野菜などを売っていると思いますが、同時に野菜などを仕入れもしているので買っています。

野菜の売買をしているのです。

という事は、八百屋さんの社長さんは商人(トレーダー)であることがわかります。

では、その八百屋さんが野菜を仕入れるのにお金が無かったとします。

あなたと八百屋さんのやり取りは次のようになるでしょう。

あなた「社長さん、いくら野菜を仕入れて、1か月でどれだけの利益になるんだい?」

八百屋「100万円分の野菜を仕入れて、1か月で130万円の売上になる見込みだから、利益は30万だね」

あなた「じゃあ、100万円渡すから1か月の利益から何%だせる?」

八百屋「利益が出たら1割なら出せると思うよ」

あなた「という事は、30%の利益が出たら1か月で3万円くれるんだね。わかった、じゃあ100万円渡すから頑張ってね」

上記の例のようなざっくり過ぎるやり取りは無いでしょうが、超大まかに簡単に表すとこのような感じです。

わかりますか?

これであなたは投資家です。

ですが、野菜を売買するわけではないのでトレーダーではありません。

要するに役割分担です。

因みに、八百屋さんが自分のお金を出していたら【トレーダー兼投資家】です。

日本には【ことわざ】という良いものがあり、これらを表すと。

【餅は餅屋】

となります。

要するに、何事にもその分野の専門家はいるよねって事です。

あなたも仕事をしていると思います。

経験もあり知識もあり実績もあるので素人からしたら【プロ】と言えるでしょう。

そこに素人が来ても仕事のレベルで負けるはずがないと思いますよね。

ですが、その素人も経験を積めばプロになります。

言い方は悪いですが、大半の雇われの仕事でプロになるのは簡単です。

なぜなら、仕事で失敗したりサボったりして怒られようが、働いた時間分のお給料が貰えるから金銭的リスクが無いから続けられるんです。

そう、『続けられるんです』。

投資の世界ではどうでしょう。

あなたは投資家(トレーダー)になろうと意気揚々と証券口座の開設をします。

そして、10万円を入金してインターネットや本で色んな人が書いてる取引手法を勉強して取引に挑みます。

10万円が無くなってしまいました。

あなたはどうしますか?

たぶん自分には無理だと諦めて辞めてしまうと思います。

そう、『続けられないのです』。

どんな業界でもプロになるには【継続】が不可欠なんです。

それが難しいのが投資の世界。

だったらその道のプロになろうとせず、その道のプロに任せるという考え方を身につけましょう。

まずは、自分が出来ること出来ないことを理解するのです。

・住む家を自分で建てますか?
・乗る車を自分で作りますか?
・野菜を自分で育てますか?
・肉を食べるのに家畜を飼いますか?
・仕事をするのにパソコンは自分で作りますか?
・電気を使いたいから自分で発電しますか?
・水を飲みたいから自分で汲みに行ってろ過しますか?
・etc…

上げたらきりがありませんが、人間一人でやっている事なんてほんの少しです。

これらを解決するために使っているものは何ですか?

その通りです。

【お金】です。

そして、お金を使う時はなんていう言葉を用いますか?

購入ですよね。

そして、その購入するためのお金はどうやって稼いでいるのですか?

自分の時間を売って稼いでますよね。

そうなんです。

実は、日本人は小さい頃からお金の得方と使い方を学んでいるし身に着けているんです。

なので、日本人全員がトレーダー(商人)と言っても過言ではないですし、自分のこれからの生活を支える為に考えてお金を使っているので投資家と言っても過言ではありません。

なのに何故、お金を増やす事にお金を使う事をためらうのでしょうか。。。

次回はその辺りのお話もできればよいと思います。

それではまた次回を楽しみにしていてください。