ビジネスマインド

ブラックジャックの生き方から学べること

ブラックジャックとは

ブラックジャックは手塚治虫さんによって描かれた日本の医療漫画作品で、

1973年から週刊少年チャンピオンで連載が始まりました。

 

医療に関しては、無免許ではあるものの唯一無二の神業ともいえる技術により世界中に名を知られ、

「医療と生命」がテーマとなる漫画です。

 

 

昨日の記事でも書いた通り私は最近このブラックジャックにハマっているのですが、

何故ハマっているのかというと、ブラックジャックの生き方がとても粋でかっこよく学べる事が沢山あったからです

 

その粋な生き方を今日はまとめて行きたいと思います!

 

 

無免許医療は違法行為。だが、しかし・・・

ブラックジャックは医師免許を持たずに医療行為をするどころか、

法外な金額の治療費を請求するという設定の医者です

 

無免許医ですから当然、作中でも警察からマークをされています。

 

しかし、逮捕される事はないのです。

 

 

決して警察から逃げ隠れしてしているわけではなく、寧ろ、

居住場所を設けどっしりと構え堂々としています。

 

作中で牢屋の中に入れられてしまうシーンもありますが、

しかし、直ぐに釈放されるのです。

 

何故か?

 

 

違法医療であっても、法外な請求金額であっても、

『ブラックジャック』という存在が世間から必要とされているからでしょう

 

 

もしブラックジャックの様な人間がこの世に実在したとして、私の掛け替えの無い人が病気に、怪我に倒れ、命を脅かされた時、

私は間違いなく『助けてくれ』と彼に依頼するでしょう。

 

その請求額が5000万でも1億でも。

そして、違法行為だと分かっていても・・・。

 

 

ブラックジャックの生き方

モグリのくせに偉そうにしやがって・・・

無免許なのによくもまあノコノコと顔を出せたものだ

(顔の傷を見て)気持ち悪い顔だ

お前なんてただの金の亡者だ

ちょっと技術があるからって自惚れるな

鬼!人でなし!

あいつが患者から大金をふんだくるって噂のブラックジャックだぜ

お前みたいな奴が医者の評判を悪くしている

 

 

原作でもアニメでも作品をご覧になられた事がある方は、

ブラックジャックという人間のれ(表面)ではなく真実(本性)をご存知かと思いますが、

作中ではこんな感じに悪口ばかり言われています。

 

まあ、当然です。

”違法行為” である事は事実であり決して褒められる事ではないですから。

 

ピノコは、ブラックジャックの助手として手術に何度も立ち会っており、

患者の術後の経過もその都度見て来ています。

 

「違法行為」である事。「法外な請求額」であるにも関わらず、

患者やその親族がブラックジャックに対して感謝をしている現場(真実)を何度も見て来た数少ない彼の理解者です。

 

法的に言えば褒められた事ではなくとも、現場の人々に感謝される事を今日までずっと続けて来たブラックジャックの悪口を言われると、ピノコは、

 

『(何も見ていない)あんた達が先生の何を知っているんだ』

 

 

と必ず怒ります。

 

必ずです。絶対に怒ります。

 

 

ただ、ブラックジャックは、

真実を見ようとしない(知らない)人間に対して怒っているピノコに一言、

 

「言わせておけばいい」

 

と、毎回これだけ。

 

 

そんなブラックジャックの呆気なさにピノコは『でも先生・・・』と、

真実を知っているからこそ「彼の素晴らしさ、行いを目の前の人間に分からせたい」と言わんばかりの描写が何度も出てきます。

 

しかしブラックジャックが自分の行いや積み上げて来た実績をひけらかし、

悪口を言って来る輩に反論し真実を分からせ様とする描写は一度たりとも無いのです。

 

 

何故ならブラックジャックは、自分の中に指針(心のコンパス)があり、

その指針に基づいて行動をしているからです。

 

だから、周りから何と言われようと、どんな悪口を言われようと、

「言わせておけばいい」の一言で片付けてしまうのでしょう。

 

 

それは、彼の指針は「人々に理解される事」ではない事を証明しています。

 

 

まとめ

あひるの空から学ぶ仕事論でも書きましたが、漫画って本当に最高ですね。

漫画だけではなく、小説や映画などといった作品全般です。

 

何が良いのかというと、私はまだ26年間という短い人生しか歩んで来ておりませんが、

手塚治虫先生の考え方、人生を学べるからです。

 

手塚治虫先生といえば1989年に亡くなられておりますから、

1993年生まれの私がこの世に生を受けた時には既に会う事が出来ない存在だったのです。

 

しかし、『ブラックジャック』という作品を通して、

手塚治虫先生がどんな考え方、どんな生き方をされて来たのかを学ばせて頂く事が出来ました。

 

 

自分が心に決めている事を全うしているのならば、

他人に何と言われようが、どんな悪口を言われようが気にしない。

 

いや、そんな事全く気にならない。

 

 

そんなブラックジャックの様な生き方を私も見習って生きて行きたいものです。

 

P.S 今私が読んでいる本です。面白いので気になった方は是非読んでみてください^^

 

※この記事では違法行為を推奨している訳ではないので、法律はしっかりと守りましょう。